米国株の入門書!米国株に興味がわいたらまず読む本 その2
こんにちはシュウです。
当ブログをご覧いただきありがとうございます!
その2になります。
■庶民がお金持ちになるたったひとつの方法
庶民。
まさに私のことですね。世の中に多数いるであろう庶民がお金持ちになるたった一つの方法は、
勤勉に働き、倹約に努め、堅実に運用する
です。
え~、当たりまえのことじゃない?これでお金持ちになれるんだったら、みんなお金持ちになれるでしょ!と思ったあなた、最後の堅実に運用する、ができていますか?利子がほとんどつかない定期預金でお金を運用していませんか?
アメリカの億万長者は割と普通の方が多いのですが、その方法はまさに上記のことを実践してきたからです。
では日本はというと、勤勉に働く、倹約に努める、ここまでは相当に高いレベルかと思うですのが、最後の堅実に運用する、ができていないのが資産が増えていかない理由です。
堅実な運用とは何でしょう。
本書での堅実な運用とはアメリカの「連続配当」「高配当」の優良企業に、長期・分散・配当再投資をすることです。
配当金というのは企業が利益の一部を株主に還元することです。その受け取った配当金を更に投資することで雪だるま式に資産が増えていきます。
何もしなくても配当金を生み出してくれる仕組みを作り上げ、配当金を更に投資することで、更に多くの配当金を生み出してくれる。氏はこれを「マネーマシン」と呼んでいます。
基準を満たした米国株でデザインした「マネーマシン」を手に入れることこそが庶民がお金持ちになれる唯一の方法です。
こちらが氏のポートフォリオ「マネーマシン」です(個別の割合部分の名前はティッカーと呼ばれるで識別記号で書かれています)。2018年10月、氏のブログよりお借りしました。
■本当に超~簡単な米国株投資
米国株投資と聞いて、「英語が…」「違う国だし…」とかいろいろあると思いますが、やってみると分かるのですが超簡単です。
投資だけをするのに英語が必要な場面はほぼないでしょう。証券会社のHPから投資をしたい企業を検索して何株をいくらで買うかを入力してポチッとするだけ。円入力でも買え、自動的にドル計算してくれます。ドルへの両替替えが必要だった場合も金額入力してポチです。
気になる企業の財務諸表が知りたければ、証券会社から確認できます。海外のNEWSサイトも翻訳ソフトを使えば大体の意味は分かります。
後、米国株投資を実践している方は世の中に山ほどいますので、決算ごとに詳細な分析をしてくれます。これが超便利です。個人の方のブログなので数字の整合性は保証されていませんので、いくつかブログを回ってチェックします。
アメリカなので日本で聞いたことのない企業もたくさんあります。例えば本書にも出てくる米国株長期投資家に人気のサザンカンパニー、私は初めて聞きました。これもサザンカンパニーと入力すれば、皆様のサイトが山ほどヒットします。
但し最後に自分で分析しなければならないのは言うまでもありません。
■米国株最強!その理由
●なぜ、日本ではなくアメリカなのか?
これは日経平均とS&P500を比べてみれば一目瞭然。日経平均はこの20年間株価が成長していないのに対して、S&P500は上昇下降はあるものの右肩上がりです。日本株に長期で投資をした場合マイナスになる確率が高いですが、米国株に投資をした場合はプラスになる確率が高いです。
●債権より株式が圧倒的にリターンが高い
これは色々な意見があると思いますが氏の意見は、長期で運用するなら利回りが低い債券よりも株式の運用が賢明であると説いています。
氏のブログよりお借りしました。
債権を一定の割合でポートフォリオに組み込むと値動きがマイルドになるのが組み込み理由ですが、景気動向に左右されないディフェンシブ銘柄を選考することで下落を最小限にできます。またディフェンシブ銘柄を更に均等にセクター分散することで値動きを同じくマイルドにする働きがあります。
●株式投資するなら米国企業
参入障壁が高く競争優位性があり、圧倒的なネットワーク効果と市場シェアを有し、高い営業利益率を誇る企業がゴロゴロあります。要は儲ける仕組みを作っている企業がたくさんあるということです。長期で投資する場合この儲ける仕組みが重要で儲けが配当金の源泉になります。
また、アメリカは先進国で数少ない人口増加国で内需が増加する傾向があるのと、投資に対しての法整備が進んでいるので安心して投資できるのも特徴です。
世界最大の市場のアメリカで儲ける仕組みを作っている企業に投資するのは必然の流れとも言えます。
為替リスクや税金(米国株の配当金には現地課税がかかります。但し、確定申告をすることである程度戻ってきます)を補って有り余る恩恵があります。
●まずはS&P500連動のETFがおススメ
リスクを分散したい方や個別株選びが面倒な方はETFという手もあります。
ETFとは特定の基準にそった多くの企業に分散して投資をしてくれるので、倒産する心配がありません。
S&P500に連動したETFならば、米国の主要企業に丸ごと投資するので、米国の成長の恩恵を比較的低リスクで受けられます。
投資の神様、ウォーレン・バフェット氏が自分の死後は資産をS&P500連動のETFに90%を投資することを指示した話は有名です。
●必ず投資は長期で考える
短期で大儲けしたいのは誰しもが考えることですが、氏はそれを「くそダサい投資家」と斬って捨てます。
短期で投資をする大半のプロの投資家のリターンが、インデックスファンドに負けている事実がその理由です。様々な金融理論や高性能なコンピューターを駆使したとしても、単純にインデックスに連動するように運用しているファンドには勝てないわけです。
素人の私たちがプロに勝てる唯一の手段は時間です。
●ETFより配当再投資はすごいかも!
S&P連動ETFが株式投資の最適解のひとつではあるのですが、唯一の弱点が比較的ハイテクセクターの割合が高くなっていることです。今後景気が後退して現在割高のハイテクセクターの株が大きく下落すれば、割合が高い分全体が大きく下がる可能性があることです。
この弱点を補ったのが連続増配株への配当再投資です。そうすることで相場が下落した時にはたくさんの株を購入することができ、上昇した時にはリターンを大きく伸ばすことができます。これも短期ではS&P500指数に劣る可能性がありますが、長期で見れば上回る可能性が高いです。
それを実現するのが「マネーマシン」。均等に10銘柄に分散投資したポートフォリオというわけです。
次回に続きます。
投資は自己責任!楽しく長い道のりを行きましょう!