まずは投資の世界の入り口に立つ!PERって何?その2
こんにちは、シュウです。
当ブログをご覧いただきましてありがとうございます!
その2です。
■投資を行うにあたって
・自分のお金を失ってしまうリスクがある
・金融市場はプロが圧倒的に有利である
・日本リスク
を認識しておく必要があります。
■アマチュアがプロに勝つ一番重要な事
それは時間です。
時間を長く使うという意味ではインデックス投資と同じ考えですね。
ただこの本の中で出てくる長期投資の意味は、長い時間の中で買うべきタイミングをはかりましょう、ということです。
重要な事が3点。
1.経済分析をして投資をタイミングをはかり
2.買うべき価値のある企業を見つけるために企業分析を行い
3.その企業の株価が割安なのか割高なのか株価分析を行い
最終的に投資を行うかどうか決定する、ということです。
■今が買い時か
1.経済分析をして投資をタイミングをはかります。
経済分析を行うにあたって様々な指標の種類と見方が載っています。
具体的に、日本、アメリカ、中国・欧州の分析がされています。
まとめると
●日本
・国債発行の膨張と高齢化社会での人口減のリスク。
・GDPの6割を占める個人支出はマイナス傾向。
・円安傾向で物価が高くなっている。
・結果として名目GDPはほとんど増えていない。
●アメリカ
・雇用数増加、個人消費増加。
・ISM景気指数、自動車販売台数、住宅着工件数、等好調の指標。
・FRBが金利引き上げ。
・各指標を分析するとアメリカは経済好調。
●中国・欧州
・中国はGDPの伸びは6%台をキープ、しかし不動産バブルの崩壊に警戒。
・欧州主要国の経済はイタリア、ギリシャの金融危機が去ったので堅調に推移。
●分析をして
実際に株価が下がった時に政府が景気対策を打ち始めたら投資のチャンスです。但し一度に買わずに何回かに分けて買います。
■株を買っていい優良企業かどうか
2.買うべき価値のある企業を見つけるために企業分析を行います
投資を行うタイミングがはかれたら、次は買うに値する優良企業を見極めるための企業の分析方法です。ここでは具体的な企業の財務諸表を挙げて解説されています。
一番重要なことは安全性。投資先の企業がつぶれないこと。
その為には財務諸表を分析する必要があります。
「貸借対照表(BS)」「損益計算書(PL)」「キャッシュフロー計算書(CS)」の見方のポイントが書かれています。
・「貸借対照表(BS)」→安全性
ポイントは短期の安全性は流動比率と当座比率、中長期の安全性は自己資本比率。
ROE、ROAによって効率よく経営が行われているかの判断も重要。
・「損益計算書(PL)」→収益性
ポイントは売上総利益から当期純利益までの各利益項目。本業の強さを見るには営業利益率、当期純利益からは配当がでるので投資家には配当性向と配当利回りも重要。
・「キャッシュフロー計算書(CS)」→将来性
ポイントはキャッシュフローマージンとフリーキャッシュフローで稼ぐ力を確認。稼ぐ力がないと将来向けた投資ができない。
■その企業の現在の株価が割安か割高か
3.その企業の株価が割安なのか割高なのか株価分析を行います
最後に、投資をするタイミングをはかり、企業選定が終了したら、その企業が安いのか高いのかを分析します。
ここでようやくPERが出てきます。
PERとは、株価÷一株当たりの当期純利益、です。これで割安か割高かをはかります。但し何倍以上なら割高という基準はなく、著者は30倍以下でしか買わないそうです。
その他の指標として、PBR、EPSが出てきます。
■では指標をどう使うか
著者のオススメの指標の基準は
・自己資本比率 20%
・売上高成長率 前年比プラス
・当期純利益率 前年比プラス
・配当性向 30%以上
・配当利回り 3%以上
・PER 20倍以下
・PBR 2倍以下
となってます。
投資は自己責任!楽しく長い道のりを行きましょう!