チャレンジ!資産運用

米国株や投資信託を中心に投資にチャレンジ中です。

日本で投資が普及しない理由を考えてみた件 その3

こんにちは、シュウです。
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3回目です。

 

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■収入についての偏った考え


私は小さいころは、お金は働いて稼ぐもの、働くもの食うべからず、と言われてきました。


つい最近まで、それ以外のことは考えたことがなかったのですが、投資をはじめてから、フローとストックを意識するようになりました。


●重要な概念、フローとストック


フローとは収入と支出
ストックとは貯蓄


通常お金持ちになろうとすると、収入を最大化して支出を最小化することを考えます。
収入から支出を引いた金額が余剰金ですから、これが貯蓄に向かうことになります。
ストックとはこの貯蓄を活用することです。


貯蓄しているお金に働いてもらうのが投資です。年率〇%で運用するからこのくらいづつ増えていくといく考え方ですね。


日本の金資産の50%以上が預貯金ですが、定期預金の利息はほぼ0%。有価証券の保有率が15%くらいですから、85%程度の人は定期預金の利息が0%で満足している、というよりも他に選択肢がないんじゃないかと思います。


日本人は昔から、しっかり働いてこつこつ貯めていく、が美徳とされていました。私の両親も同じようなことを言っていました。このDNAがあるから利息を気にすることなく定期預金を組んでしまうんでしょうね~。


私も余ったお金は何も考えずに銀行に寝かしっぱなしでしたし…。もったいない…。


●お金を論じるのはタブー


収入の話とはちょっと違うのですが、日本には昔からお金を儲けの話をすることは卑しくて、恥ずべきこと、という風潮があります。


確かにあまりにお金に対してガツガツしていると人から引かれる原因にはなりますが、将来的なことを考えると、お金をいかにして運用していくかはしっかり考えて実践していけるようリセットするべきです。


お金は使うものであって、使われないように気を付けなくてはいけませんが…。


経済的に自由でいられることは、幸福への一つの手段と考えます。


■これから投資が必要になるわけ


投資をはじめて早半年。いろいろな知識を身につけていっている途中ですが、ますます投資が必要との思いは強くなるばかりです。


今すぐお金が必要と思ったことはあまりないのですが、将来的には困る、と考えたからです。


公的年金の減額可能性


一番はこれです。


公的年金の今後の行く末にはいろいろな意見が見られます。


崩壊から現状維持まで様々ですが、私的に一番可能性が高いのは、崩壊する確率はかなり低いが、減額される可能性はかなり高いだろう、です。


将来は何があるか分からないことを考えると、年金だけに依存するのは危険です。


●インフレ対策

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学校の授業で習ったり、少し前まで日本はデフレなんて報道されるのを聞いたりするくらいだったのですが、投資をはじめてから意識するようになりました。


インフレとは単純にお金の価値が減っていくこと。同じお金を持っていても、お金の価値が減っていくと、それまで購入できていた物やサービスが購入できなくなります。


インフレの分だけお金を増やしておかなければなりません。


私は今後はインフレ予想です。


極端なインフレにはならないと考えますが、緩やかにインフレになるでしょう。政府も2%の物価高を目指しています。


理由としては二つです。


・一つは人口動態から言って今後は国力が落ちていくことが予想され、長期的には少しづつ円安になるでしょう。そうすると輸入物価が上がって物価が上昇していきます。最近のガソリン価格の上昇は国際相場が上昇しているのが大きな要因でしょうが、円安になっているのも要因の一つだと思います。


・もう一つは国債発行です。日本財政状況からみて今後も国債発行を減額することは難しいはず。90%以上が国内でファイナンスされている事実から見ても、今後も同じように発行されるでしょう。そうすると市中の紙幣の数は増加しインフレ傾向なのではと思います。


※この部分については皆さま色々な意見がおありでしょうから、個々の予測に応じて判断いただけたらと思います。


■投資を普及させるために


個人的には、義務教育で教えてほしかったです。


投資とはなにか?から始まってなぜ投資が必要か?、具体的な運用シミュレーションまで。


このくらいやらないと、貯蓄から投資へなんていかないでしょう。


制度だけできて、はい、どうぞ、では誰も使いません。


確定拠出型年金も同様で、導入します、商品選んでください、なんて言われても今まで投資の経験もないのに無理です。結局パンフレットに載っているおススメの商品でポートフォリオを組んでしまい、よくわからないまま運用しているなんてケースよくあるんではないでしょうか?


後、もう少し税優遇制度をアピールしたほうがいいでしょう。普及させたいのは未経験者の方のはずなのに、対象の人たちが制度の内容をほとんど知らないのは絵に描いた餅です。


こんな感じでこの週末は色々と考えてみました。


もし投資未経験の方がいらっしゃいましたら、ぜひはじめてみられることをおススメします。


投資は自己責任!楽しく長い道のりを行きましょう!

日本で投資が普及しない理由を考えてみた件 その2

こんにちは、シュウです。
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2回目になります。

 

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■投資に対する知識は圧倒的に不足していると感じる


投資をしない理由についてのアンケート結果がありました。ウェルスナビさんよりお借りしました。

 

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投資に対しての知識不足が大きな問題というのが見て取れます。


投資とは何なのか?ここから分かっていない人は多いと思います。かくいう私もそうでした。


●そもそもの前提、投資とは?


私が理解している投資の前提は、


企業が自社の将来性に対して出資者を募り、投資家が株を買うことで株主になり、その企業の将来性に対して出資を行う。企業が利益を出せば、株主に利益が配当という形で還元する。


というものです。


では、貯蓄、投資、投機の違いとは何でしょう? 


全国銀行協会によると


貯蓄:お金を貯めること
投資:将来有望と信じた投資先に資金を投じて、利益の還元を受けること
投機:相場の変動を利用して利益を得ようとする短期的な行為


ということでした。


私の周りでの話ですが、投資=消費、投資=ギャンブルと考えている人が多いです。


・投資=消費


個別株や投資信託を購入する=物を買うこと=消費、消費=お金がなくなる、という考えです。もちろん個別株や投資信託を購入しているので一種の消費ですが、企業の将来性に対しての出資なのでリターンが見込めます。


もちろん企業の倒産リスクはあります。このリスクがあるからこそ株式への投資はリターンが高いのです。但しこれは、長期と分散での運用をすることで限りなく資産が下降するリスクを減らすことができます。


具体的な運用が、長期で分散されたインデックスファンドに投資→配当再投資することです。アメリカの代表的な指数であるS&P500という指標はアップダウンはあるものの見事に右肩上がりです。グラフはGoogleよりお借りしました。

 

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私は長期で運用していますが、資本主義がこれからも発展していくと考えている、とも言えます。


・投資=ギャンブル


このタイプの方は投資を株の値段のアップダウンで儲ける、ギャンブルと同義で考えている方が多いです。もちろんそんな商品もありますが、選ぶのは長期でリターンが見込めるものです。


ちなみに中央調査社によりますと、ギャンブルの経験者は58.2%になります。投資経験者よりもずっと多い数字です。宝くじを含めたギャンブルは一攫千金ですが、一生買い続けてもほぼ当たらないと思ったほうがいい確率です。


●投資は富裕層のもの


これもよくある誤解ですが、投資は、何千万、何億というお金を元手に行うイメージです。
かつてはそうだったのかも分かりませんが、今は私のような庶民にも扉は開かれています。


●投資の具体的なやり方が分からない


証券会社に口座を開いて、買い注文を出す、ただこれだけのホント簡単な事です


これを理由にしている方もちらほらいますが、そういう方に限って常にスマホいじってるんですよね。この世の中、スマホで調べれば99%のことは解決します。


楽天の会員の方なら、楽天証券IDを使って口座を開くことができるので、便利です。

 

 

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楽天証券でなくても、ネット証券の会員獲得は熾烈なので、やり方は誰が見ても分かりやすくできていて、簡単です。言葉の意味が分からなければ、得意のスマホでちょこっと検索です。


●投資に対して疑い


疑い深い人は、何かの詐欺の一種、うまい話には裏がある、と考えている方もいます。

 

今回は投資の知識不足を見ていきました。

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日本で投資が普及しない理由を考えてみた件 その1

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先日会社の同僚と持ち株について話す機会があったのですが、その流れで投資の話になりました。やはり投資を行っている人間は一人もいなかったです。


私もこの年まで全く投資に興味はなかったので、人のことは言えないのですが、まだまだ投資を行っている人は少ないようです。


投資をはじめて色々な知識を身につけていくうちに、やはり投資は必要、重要なスキルと感じることが多くなりました。


20代の頃に読んだ本の中でこれからの社会に必要なスキルは、IT、英語、ファイナンスと書かれていました。その時にピンとこなかった自分が悔しいです!


この週末は、私の事例、及び周りの反応から日本でなぜ投資が普及しないのか考えてみました。

 

■私的に考える投資が普及しないその理由


この2つに辿り着きました。


1.投資に対する知識不足
2.お金の増やし方についての偏った考え


●日本国民の有価証券保有の実際


まずは、日本国民の有価証券保有の現状を見ていきます。私の周りが少ないだけで世の中では皆さん投資を行っているかもしれませんし…。


結果としては、日本での有価証券の保有割合は20%以下、比較するアメリカは約50%です。20%ということで少ない方にしておきます。


金融資産の内訳です。ニッセイアセットマネジメントさんよりお借りしました。

 

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日本で投資が普及しない理由としてこのような記述を見つけました。幻冬舎さんから引用です。


かつて、アメリカも日本と同じ程度の株式・投信保有比率に留まっていましたが、401k(企業型確定拠出年金)やIRA(個人向け確定拠出年金)などの税優遇処置を含んだ政策を打ち出し、過去20年間で、その残高に占める投資信託の割合が、401(k)は約30%から約60%に、IRAは約40%から約50%に増加しました。少額からの投資や投資積立、長期投資を可能にして、株式・投信保有比率を高めたという経緯があります。その結果、アメリカ人は資産を増やすことができたのです。


アメリカでは税制優遇を行った結果、投資が普及したとのことです。


それを手本にしたんでしょうね。日本でも、「一般NISA」、「つみたてNISA」、「ideco」の税優遇制度を2014年に開始しました。制度を作るだけ作って運用が見えてこない、かつてハコモノ政策なんて言われたのにそっくりです。日本的といえば日本的です。


どの制度もかなりの税優遇が受けられ、お得な制度なんですけど…。


制度がスタートしてどうでしょう?なにか変化はあったでしょうか?
有価証券保有推移を調べてみました。野村総研さんよりお借りしました。

 

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金融資産に占める有価証券の割合はほぼ変化ないです。


では世代別にはどうなのか?ITを駆使する若い世代は投資に対して意識が変わったといわれますがどうなのか?

 

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日本での投資の現状を見てきましたが、時系列にみても、世代別にみても、「貯蓄から投資へ」が進んだようには感じません。時系列に見たら、現金資産の割合が増加傾向ですし!


還元率1%程度のポイントカードをあんなにありがたがっている国民が、なぜこんなにお得な税優遇制度を活用しないのでしょうか?


また、宝くじやパチンコ等の圧倒的に胴元が有利なギャンブルにお金をつぎ込むのに、それよりもはるかにリターンが優れている投資をなぜ活用しないのでしょうか?


今回は日本の資産運用の現状をみていきました。


投資は自己責任!長い道のりを行きましょう!

えっ、意外と高い!?株取引の税金を調べてみました

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投資初心者にありがちな、「えっ、株って税金かかるの!」。


私も最初はこう思いました。
次に考えなおしました。
物買ってるんだから、消費税くらいかかって当然か~、と。
そう思ったら株式取引場合、物を買って税金がかかるのとはちょっと違うんですね~。


■意外と高い税金


株の売却益や配当金には税金がかかります。
その額なんと20.315%。


所得税:15.315%
住民税:5%
だそうです。

高すぎだろー。


但し20万円以下の所得なら、確定申告をする必要はありません。この場合でも住民税は申告が必要のようです。


■税金申告方法


口座によって申告方法が違います。


一番簡単なのは、「特定口座の源泉徴収あり」です。これを選べば証券会社が納税してくれます。


投資初心者はこれを選ぶのがおススメです。もちろん私もこれを選びました。
扶養に入っている方もこれを選んでおけばいくら利益が出ても不要から外れることはありません。但し、確定申告した場合は不要から抜けてしまう場合があるので要注意です。


口座開設するときは大体デフォルトでこれが選択されています。


但し、「特定口座の源泉徴収あり」を選んだ場合、損益通算が難しくなります。
損益通算とは利益と損失を自分で計算して確定申告する方法ですね。ある取引でAの証券会社で50万円の利益が出ても、Bの証券会社で40万円の損失が出たら、差し引き10万円の利益です。この場合税金を払う必要はありません。

初心者の私はそんなに利益が出ることもなさそうなので、余計な心配です。


後、ある年の損失を向こう3年利益と相殺できるという制度もあります。これもやっぱり自分での確定申告が必要です。


一長一短です。
こちらが各口座を一覧にしたものです。

 

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■やっぱりお得なNISA


NISA、つみたてNISA共に、限度額はあるものの課税なしです。
これから投資を考えている方は、つみたてNISAを活用することをおススメします。
特にお試しで、月々数千円づつ積み立てる場合にも忘れずつみたてNISAを活用しましょう。


■税金納めないと…


考えることは大体みな同じで、税金って払わなくてもばれないんじゃないの~、と思ってしまうこと。
はい、ばれます。
証券会社から税務署に支払調書という書類が提出されています。


■まとめ


株の売却益や配当金にかかる税金はトータル20.315%。
特定口座、源泉徴収あり、を選んでおけば証券会社が自動で行ってくれる。
NISA、つみたてNISA活用でしっかり節税をしましょう。


投資は自己責任!楽しんで長い道のりを行きましょう!

初心者が投資信託を学ぶ まずはざっくりと その3

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3回目です。

 

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今回は具体的な商品について考えてみます。


現在つみたてNISA対象商品は158本(2018年㋇)。全体から見ればかなり絞られましたが、それでも多いことには変わりありません。基準に沿って絞り込んでいきます。

■具体的な購入商品


ポイントは二つです。


1.運用管理費用が安いこと
2.資産総額が大きいこと


◇運用管理費用が安いこと


運用管理費用が高いことは、重要で長期で運用した時にボディブローのように効いてきます。


個人的には、年0.5%以内に収まっている商品がおススメです。


こういった商品は購入時手数料が¥0(ノーロード)、解約するときの手数料(信託財産留保額)も¥0である場合が多いです。
くれぐれも運用管理費用が、年1%を超えるような商品を購入されないよう…。


◇資産総額が大きいこと


あまりに資産総額(運用金額)が小さいと、証券会社が儲からないので途中でやめてしまう場合があります。これを繰上償還といいます。これを避けるためになるべく資産総額の大きいものを選びます。


具体的には100億円はほしいところです。


◇おすすめ商品


上記を満たした商品がこちら。


三菱UFJ国際投信
 eMAXIS Slimシリーズ
 ※手数料は安いのですが商品によっては資産総額が小さいものもあり。


・ニッセイアセットマネジメント 
 <購入・換金手数料なし>シリーズ
 ※手数料は安いのですが商品によっては資産総額が小さいものもあり。


楽天投信
 楽天バンガードシリーズ
 ※手数料は安いのですが商品によっては資産総額が小さいものもあり。


◇迷ったら…


こんなサイトもあります。
「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2017」

 

投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2017


◇これ以外にも良品はいくつかあります


基本的には指標に連動するように運用されているので、基準となる指標が同じならどの商品を選んでもそれほど変わりはないと考えます。後は、各商品の目論見書等を確認してみて、好みでご判断ください。


■ちなみに私が購入した商品


つみたてNISAで数か月積み立てた商品はこちら


・ニッセイアセットマネジメント 
<購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックスファンド
<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド


楽天投信
楽天・全世界株式インデックス・ファンド


まぁ、最初だったので気になったものを購入してみました…。突っこみどころ満載ですよね…笑。


今だったら、


<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド
楽天・全米株式インデックス・ファンド


この内の1本でもよかったかなと。


最初にさらっと勉強して3本を購入したのですが、数か月たってみてから考えると何でこの組み合わせにしたのだろうと不思議です。


ただ、こう感じるのが重要なのかなと考えています。


あれから興味を持って色々勉強して知識を増やした中で、今だったらこれだろうと選べるのは進化した証拠。これが投資を行っていく中での副産物です。


最後に新興国株式と債券についてさらっと触れておきます。新興国株式と債券は米国ETF(VWO、BND)でスポットで考えてもいいかなと現在は考えています。両方ともにFRB金利引き上げ政策で指標が下がっているので、2020年の利上げ終了近辺までは様子見です。これがあってるかどうかは分かりませんが、数か月前までは考えもしなかったことです。


まだまだ分からないことだらけですが、少しづつ勉強していきます。


投資は自己責任!楽しく長い道のりをいきましょう!

初心者が投資信託を学ぶ まずはざっくりと その2

こんにちは、シュウです。
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前回からの続きです。

 

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今回は最重要事項のアセットアロケーションです。


■最重要事項アセットアロケーション


投資の成果はアセットアロケーションで決まってしまう!と言われています。


アセットアロケーションとは資産配分、ざっくりいうとどの商品をどのくらい買うかです。


一般の方がイメージしている投資で儲ける手段は、銘柄選択と売買タイミング(安い時に買って高い時に売る)かと思います。私もそう思っていました。この中で特に売買タイミングで儲けることは大多数の方は不可能です。単純に未来は誰にも分からないからです。


ここで前回の投資信託の種類の中で出てきた、株式と債券ですが、その構成比をどうするかです。


その構成比を決めるにあたり重要な事は、自分のリスク許容度を知る、ことです。どの程度の損に耐えらえるかです。人間は得するよりも、損をすることに反応することが多いからです。損しても長期で続けることができるか?そこが重要です。


構成比の一つのケースがこちら。(「お金は寝かせて増やしなさい」からお借りしました)

 

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この中で重要な事は、リターンではなく、最大損失。


この表を見るとどうしても最大リターンに目が行きますが、最大損失を見てください。この中から自分が最大に損失した時に耐えられそうな比率を選ぶのがポイントです。

私のような投資初心者の方はこれをそのまま使うのがおススメです。色々とパラメーターを変更しても結局何がベストなのかが分かりません。


ちなみに私は最大リターンに目がくらんだタイプで、債券の比率は0%。国内株式と先進国株式で運用しています 笑 
新興国株式が入っていないのは、FRBが利上げを進める観測で、新興国から投資資金が引き上げられそうだったからです。
株式100%で運用しているのは、長期で運用すると債券と比較してリターンが良くなる、リターンがマイナスになるリスクはほぼなし、という説に乗っかってます。但し長期金利が上昇していく中で債権も使いようかと思い、最近勉強中です。
最近は国内株式もやめようと考えています。上昇するよりも下降する幅のほうが大きいからです。


もっと自分でアセットアロケーションを決めたい方にはこちら。色々と各パラメーターをいじってみると面白いです。

長期投資予想/アセットアロケーション分析 ~ 投資信託のガイド|ファンドの海

 

アセットアロケーション、突き詰めれば突き詰めるほど奥が深いんでしょうが、お試しで始める前提なのでざっくりでいいと考えています。他の事もそうなんですが、もっと理解したい方は、始めてからでも遅くはありません。

さて、次回は具体的な商品についてです。


投資は自己責任!楽しんで長い道のりを行きましょう!

初心者が投資信託を学ぶ まずはざっくりと その1

こんにちは、シュウです。
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私は投資をはじめるにあたりまず選んだのが、インデックス投資でした。
つみたてNISAを活用して、長期で継続的に積み立てながらインデックス投資信託を買い付けることで分散投資自動的に配当を再投資する、を実践しています。


■そもそも投資信託って?


読んで字のごとく、運用資金を信じた相手に託すことです。
◇運用の専門家にお金を預ける

◇複数の投資家から集めたお金を運用の専門家(ファンドマネージャー)が株や債券等に投資する

◇収益が上がれば、分配金が支払われます。また、投資信託の基準価格が上がれば、売却益を得ることも可能になっています。


投資信託種類の中からインデックス型を購入する


投資信託の種類です。細分化するとこんな感じです。(図はモーニングスターさんよりお借りしました)

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この中から重要なことは一つ。


◇インデックスで運用されていること。


インデックスとは、日経平均TOPIX等の指数のことで、インデックス投資とはそれに連動するよう設定された商品を買うことです。指数に連動するように株式や債券を幅広く購入するので、それだけで分散されているともいえます。


単純に指数が上がれば利益が出ますし、下がれば損失が出ます。(アメリカの指数ですと、S&P500やダウ30等です)


これとは逆がアクティブ型で、インデックス型より利益を出すべく専門家が売買を繰り返します。但し70%以上のアクティブファンドはリターンでインデックスファンドに負けているという調査があります。


選ぶのはインデックス型一択です。


インデックス型の中には不動産に投資する商品等いろいろありますが、最初に購入するのは株式と債券で十分です。


さて、インデックスで運用するということは指数に連動しているので、下がればもちろん損失が出ます。しかし長い目で見た時に資本主義は成長をしてきました。


インデックス投資を行うということは、要はこれからも資本主義が成長することを信じているかどうかと言い換えることもできるでしょう。


時々下がることもありますが、長い目で見た時には下落幅以上に成長してきたのです。


■長期で継続的に積み立てる意味


投資初心者の場合投資をはじめる際は、継続的に一定額を購入していくことが現実的な手段になります。(多くの資産のお持ちの方はもっと有効な手段が取れる可能性もあります)これは多くの方が推奨されている方法です。


継続的に一定額を購入していくことで、商品が高い時は少なく、安い時は多く購入できるので、結果的に平準化された購入金額になります。これをかっこよくいうとドルコスト平均法といいます。


これと相性がいいのがつみたてNISAです。


■配当再投資は複利のパワー


アインシュタインいわく


複利は人類最大の発明だ」


相対性理論ではなく、複利の概念だったわけです。


単利:利息を元金に組み入れずに計算する方法
複利:利息を元金に組み入れて計算する方法


長期で運用すると単利と複利ではこのくらい差が出ます。この差は時間共に広がり続けます。


◇100万円を年率5%で運用した場合(図はマネックス証券さんよりお借りしました)

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インデックス型で配当再投資を選べば、自動的に複利の恩恵を受けることになります。

 

ここまでで冒頭に出てきた、

長期で継続的に積み立てながらインデックス投資信託を買い付けることで分散投資自動的に配当を再投資する

をご理解いただけましたでしょうか?


長くなりましたので、次回に続きます。


投資は自己責任!楽しんで長い道のりをいきましょう!